立合川本流
紀伊半島ツアー第二弾は、この方面で以前から気になっていた立合川本流。
大峰屈指の渓谷として滝やゴルジュを多く持つことから、何か面白いことができそうな期待感があった。しかし実際には、今までの記録とほぼ同ルートを辿ることしかできず、以前から巻かれている滝に直登の余地はなかった。
唯一の挑戦と言えば大滝25mの登攀だが、右壁を5m登ったところであえなく敗退。
取り付いてすぐにシビアなトラバースがあり、その少し先までは何とか登ることができたものの(そこまででもⅤ以上の難しさがあった)、そこから先はラバーソールでも厳しい逆層スラブの連続。
ボルトを使わずフリーで行くなら、効きの悪いハーケンでランナウトするしかなく、死ぬ気で突っ込む度胸がいる。
遡行に新たな可能性を見出すことはできなかったが、谷自体の美しさは申し分なく、さすがは名渓と呼ばれるだけのことはあった。
残念なのはゴルジュが大きく8箇所に分かれており、それぞれの合間に安息の地が存在すること。もしこのゴルジュが全て繋がっていたならば、日本有数の大渓谷になっていたに違いない。
≪ ふじんぼ滝3m ≫
小さいけどなかなかの面構え。
≪ よりきや淵滝6m ≫
プールのような巨大な釜。
≪ はままつ滝3m ≫
淵を10mほど泳ぐ。
≪ ゴルジュの奥へ ≫
悪天のせいで、悲壮感アップ。
≪ 5m滝 ≫
こんな現実味のない空間に惹かれる。
≪ 5m滝上から ≫
ゴルジュを振り返る。
独特の色彩に目を奪われた。
≪ 美しい瀞 ≫
この先に何が出てくるか。
好奇心が高まる。
≪ 大滝25m ≫
堂々とした風格を持つ滝。
右岸の巨大なケーブに圧倒された。
≪ 大滝への挑戦 ≫
右壁に取り付くが、下部5mで敗退。
フリーでの可能性はゼロではない。
≪ ぬたの滝5m ≫
滝が小さくとも、釜の大きさが
存在感を与える。
≪ 6m滝 ≫
取り付く島なし。上の4m滝・6m滝
とまとめて右岸から巻く。
≪ 上の6m滝 ≫
硬質な岩の滝はかっこいい。
≪ 長淵を携える1m滝 ≫
おそらく以前の2条4m滝。
淵が埋まったのか、明らかに小さい。
≪ えぐれた釜 ≫
浸食のされ方が面白い。
≪ 再び暗いゴルジュへ ≫
まだまだ楽しまさせてくれる。
≪ うしお滝30m ≫
残念ながら直登の弱点なし。
右岸から巻く。
≪ 7m滝と奥の10m滝 ≫
ここまで来てもまだこんなゴルジュが。
この谷の最狭部かもしれない。
≪ 6m滝 ≫
小振りながらも端正で美しい滝。
【 遡行データ 】
- 対象 : 大峰 北山川 「立合川本流」
- 行程 : 「立合川本流」遡行~「蛇崩尾根」登山道で「上葛川」に下山
- 日程 : 2012/5/9~10 1泊2日
- 形態 : 単独
- ギア : 三つ道具、スリング、8mm30mロープ、ソロイスト、ラバーソール、MEマスターカム#00~3まで各1(計5本)
- コースタイム :
- 7/16 立合川橋P(5:35)-大滝下(7:10~7:40)-敗退(8:35)-大滝上(8:45)-第4ゴルジュ出口(10:30~10:45)-うしお滝(12:15)-(13:30~13:45)-第8ゴルジュ入口(15:45~15:50)-上(16:26)-2m滝上(16:35)△BP
- 7/16 △BP(6:35)-(7:30~7:50)-奥の二俣(8:05)-C1168(9:10~9:35)-(11:00~11:10)-上葛川林道終点チャリデポ地(11:35~11:45)-立合川橋P(13:00)
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